ミュージカル モンティ・パイソンのスパマロット2012年01月21日 23:12

スパマロット (スパムの語源って ねぇ・・・)
モンティ・パイソンといえば、BBC放送を日本語字幕付きで見たTV番組をすぐに思い出す。
笑いと毒と笑いが共存したテンポ感。

細部が忘れてしまっているけれど、心の奥にしっかり入り込んでいるグループだ。

そのモンティ・パイソンのミュージカル 日本上演!

こればいかねばと、最初のお知らせでチケット(ファンクラブ特別絵付)購入し(しかしもう少しいい席でもいいと思うんだけれど)、わくわく待ち。

アーサー王と円卓の騎士がベースの話。

ばかばかしいまでもすじのなさのお約束たっぷりの罵倒とか話題転換とか皮肉たっぷりのうたとか女装とかとかとかとか・・・・
聖杯はもちろんミュージカルのパロなど、たのしみました。

なるしー(ランスロット役他の池田成志)がおいしいところほとんどもって言ったような気がする。もちろん、皆川さん、戸次さん、マギーさんとか、がっちりかためていてさすがです。

赤坂ACTシアター 2012/1/21 マチネ 観劇

初春歌舞伎公演 国立劇場開場45周年記念2012年01月14日 22:05

国立劇場 奴凧
今年の初観劇は、国立劇場歌舞伎。

三人吉三巴白波
  和尚吉三 幸四郎
  お嬢吉三 福助
  お坊吉三 染五郎
  他

奴凧廓春風

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

両花道で、席は三階だったのだけれど見やすくよかった。
三人吉三巴白波は、まってましたの「月も朧に白魚の・・・」などのリズミカルなセリフあれこれ。

お正月気分になれたのは奴凧廓春風。
金太郎はかわいかったし、なによりもサービス満点の染五郎の奴凧。彼は曽我十郎・イノシシ退治の猟人の三役をやって、振付も担当したとかだけれど、いいものみせてもらいました。

(帰りに冨澤商店で、お菓子の材料購入・Kとおしゃべり)

アナログとデジタル HDDレコーダー2011年12月11日 17:38

HDD デジタル ビデオデッキ HDD アナログ
HDDレコーダー@リビング用を購入。

リビングのテレビ買い替え前の昨年の冬までは、アナログ対応のHDDを使っていたので、録画は、別室のレコーダーでしかできないでいた。

ながら見る程度の番組までそちらで録画することもないと、容量小さな機種を昨日有楽町の某店舗でゲット。本日接続。

とりだめしてあるビデオテープやアナログHDD の中のデータも視られるよう、全部つなぎ、先ほど確認終了。

フィギュアスケートグランプリファイナルのエキジビションを予約して、使いぞめとする。

アナログとデジタルの混じったスペースが、ここのみならず我が家のあちこちに(-_-
さて・・・・・

「血は立ったまま眠っている」 観劇2010年02月06日 02:00

「血は立ったまま眠っている」
作  寺山修司
演出 蜷川幸雄
出演 森田剛、窪塚洋介、寺島しのぶ
   遠藤ミチロウ、金守珍、大石継太
   柄本佑、冨岡弘、大橋一輝
   澤魁士、鈴木重輝、鈴木彰紀、手打隆盛、松田慎也
   江口のりこ、市川夏光、蘭妖子
   丸山智己、三谷昇、六平直政 他

 2月6日 マチネ

透明感のある猥雑さ、時代のいらだたしさ、ミチロウの歌うブルースで一挙に1960年という時代の中に放りこまれて、床屋の場面、その出だしから引き込まれる。
いつものコクーンが突如アングラのテントの中にいるかのよう。

夏美の寺島しのぶ、18歳の役だが、すごい。安心して観られるのはもちろんのこと説得力がある。
目的の一つだった森田の演技、いらだちと不安を抱え込んだ17歳。
その純度が舞台に透明さを与えている。1幕のラストは鳥肌が立った。

シンと劇場全体が静まりかえった中でひびくセリフ。ライト。

テレビや映画ではという映像では決して味わうことのできない舞台の一つとなった。

椎名 誠 講演会 「本の力、本の夢」(3)2010年02月05日 23:36

平成21年度市原市中央図書館
  文学講座・特別講演会

  椎名誠 「本の力、本の夢」

  2010年2月5日 14:00-15:30


雑感

むかーし、むかーし、そう、椎名さんがサラリーマンやめて作家になって間もない頃、「哀愁の町に霧が降るのだ」が出版された頃、当時新宿ロフトの対談、椎名&木村弁護士の日に仕事帰りに飛んでったっけ。

「本の雑誌」もまだ不定期刊でそれでもそろそろ届いてますか?(配本隊大活躍)と行きつけの書店で聞いていた頃。

小さな書店でもこだわりのあるところだったので、あれこれ買っているとこちらの興味も伝わり、週に数回はのぞいていたから「好きそうな新刊入りましたよ」などと言われて、確かにおもしろそうと、そのまま帰りの電車用に持ち帰りしていた頃。


そのころからの、そして「本の雑誌」がらみの椎名誠の印象が強いので、今日の講演の始まりは、ちょっと“大人に作った感じ“の椎名誠だった。

一人称「ぼくは・・・」と語り始め、市原は初めてだけれど運転してきながら、千葉の高校時代柔道部での大会、市原の高校と対戦して一回戦で負けたことを思い出した、など、語りが柔らかい。

図書館の企画・文学講座だし、テーマが【本】、やはり「さまよえる湖」から話が始まった。高校時代に購入した全集の値段¥580と言ったあと「当時ですから」と続けて言葉を切ったけれど、その言葉に隠れていたのは今より昔だから安く感じるでしょ、だったのか、高いでしょだったのか。会場雰囲気は(安い)の方が多かったかな。いや当時としてもいい値段だったと思うけれど、と、心の中でつっこみ入れる。

TVの企画番組などでの旅の探検・秘境の話になり、
「○周年記念番組、とかだったけれど、今の芸人が行きました、さあここでクイズです、とかいう番組と違って、N○Kのドキュメンタリーみたいにしっかりとした作りで・・・・」
と、変化球で鋭さを加える。

アナコンダ・オオアリクイでもりあがり(わあ、そうなんだ、すごい、知らなかったぁ・・・などなど)多機能の携帯電話や魔法瓶・電子ポットのボタンの話で笑いが起こるようになった頃だったろうか、

「ぼくは・・・」が、「おれ・・・」に変わる! こともあったりしてので

わーい、椎名さんが戻ってきたよぉ、とうれしくなる。

「予定したこと全部話せなかったけれど」と言いながら、最期は力業で講演テーマ「【本の力、本の夢】に持っていったようなところもある。

テレビについては思うことあるんだろうなあ、そりゃそうだろうなあ。

でもあちこちに飛んだ旅の話やあれこれの話、椎名さんの生き方がまさに【本の夢】だし、本を力にしてきた人なんだよね。

「質問のコーナーを・・・」とか言いながら、「時間ないし、質問なしでいいですよね」と講演を終わりにしていくあたり、司会のいうところの“椎名誠先生”ではない、たき火が大好きなビールが大好きな“椎名誠“がそこにいた。


昨日読み終えた「やんごとなき読者」と共通の言葉

  【本】
  読むことでの変化

私もまた、まだまだ、読もう。