「吉原御免状」 劇団☆新感線2005年09月17日 20:52


9月15日(木)青山劇場観劇

リピーターになる人の気持ちが分かる。言葉なく、ただただすごい、としかいえない。前から5列目という飛び散る汗までよく見える座席だったので、役者さんの表情の細やかさなどはっきりみえた。

原作は隆慶一郎。

笑いも歌も少なくて、と、開幕前からインタビューなどを通しての情報があり、それでも新感線だから原作とのずれとかもあるのではないかと思いながらの舞台だったが、原作を生かした上質の時代劇。

活劇シーンたっぷり。大人の情緒、色気。
舞台の鮮やかさ。

従来の(といってもDVDの諸作品しか知らないのだが)新感線らしくない、でもやはり新しい新感線がここにある。

絡み場面などマスコミネタに取り上げられているらしいが、スポットだけそれもあおるようなやり方で話題に乗せて欲しくないなあ。

主役の松永誠一郎演じた堤真一、誠一郎の役は彼しかできないといのうえひでのり(演出)と中島かずき(脚色)で一致したとか。
純粋で無垢な青年が変わっていく様が殺陣にまで顕れる演技、まさにはまり役である。

対する悪役演じる古田新太、悪役悪役していて堤に対して見合うだけのオーラばりばりで、二人の殺陣シーンは息を呑む。
梶原善演じる水野十左右衛門とか・・・・、一人ひとりあげるときりがない。

今度は後ろ席でいいから、もう一度見てみたい。どこか仕事休みの平日、当日券に挑戦してみよう。

回り舞台で場面転換、吉原(色里)の内と外の間にある見返り柳、実はその柳が柳であることに舞台を見てすぐ気づかなかったお馬鹿な私である。(だって、本を読んだときのイメージにある柳は、柳の葉が風にさらさら揺れているから・・・)

そして、山桜・・・

コメント

_ 海の ― 2005年09月21日 19:11

お久しぶりです。

私は18日に見ました~~~
もう10年以上前から大ファンなのですV
今回はまた、秀逸でしたね♪
お笑いの新感線も素敵ですが、いのうえ歌舞伎も素敵ですよね~~~
我が家は粟根さんと橋本さん、高田さんファンなので、キャーキャー言いながら楽しみましたよv
自分ちにも感想書きたいのですが、ただいま、不規則不機嫌なPCなのでした・・・しくしく

_ みさと >海の ― 2005年09月23日 00:34

こちらこそごぶさたしてます。

今日22日、2回目見てきました。
当日券売り場に並んでいる間に持っていった本がほとんど読み終わってしまったのですが、その甲斐あって、2階席前から3列目のA席ゲット。

全体がきれいに見渡せたのでまた違った角度から愉しんできました。照明効果などは前から見えない部分がずいぶんあったなあ、なんて改めて思ったり・・・。

うーん、満足。

十年来のファンですか。私も遅まきながら大ファン^^

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