「エラゴン」 ドラゴンライダー1 を読む ― 2005年09月21日 22:58
訳者後書き2ページを含めた最終ページが"645"という厚くて重い本も何のその、一気読みしたかったが、読み始めたのが遅かった上、翌日(つまり今日のこと)仕事に差し支えるから、と5分の1を持ち越す。
さらに今朝仕事に出かけるまでの一瞬を惜しんで残り50ページであえなくカット。ぎりぎりまで読んでいたら遅刻寸前(^^;)。帰宅後やっと読了。
一気に読めるだけの時間を確保して読んだ方がいいかもしれない>これから読む人。
ハリーポッターブームの後、ファンタジーの翻訳増えたが、これもその一つ。児童書の装丁に近いので活字も大きく、それなりにルビもあって、読みやすい作りになっている。
作者がこの本を自負出版したのが17歳の時だというのも驚き。
ドラゴンにエルフにドワーフ。剣に魔法。対立する勢力。お約束の道具にお約束の筋書き、わかりやすく、疲れず愉しんで読める。
お約束を越えた盛り上がりにしているのが"ドラゴンライダー"。卵からかえったドラゴンと少年の交流、旅。ドラゴン一人と一頭の成長物語でもあるのかな。
ドラゴンとの交流で思い出すのがパーンのそれも白い竜だったりするのは、始めにパーンありきなのでしかたがないかも。 パーンシリーズ、マキャフリィはSFとして書いているが読まれ方としてSF派とFT派に分かれていたように思う。 が、ここに「エラゴン」出版されて、これはきっちりファンタジー、やはりパーンはFTにはくくれない、なんて言う余談はさておき・・・。
表紙裏を引用してみると
ドラゴンライダー
竜と心を交わし、強靱な体と魔法を受け継ぎ、剣の使い手である誇り高き種族。
かつて森と山脈の国・・・・・・・
(中略)
そしていま、邪悪な力が世界を支配しようとしている。残されたドラゴンの卵は三つ。ドラゴンライダーはよみがえるのか・・・・・・。
ともかく読んでいて楽しい。
そんな本が必要なときにおすすめの軽食(?)。
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「エラゴン」 ドラゴンライダー1
~ 遺志を継ぐもの ~
クリストファー・パオリーニ 作
大嶌双恵 訳
ソニー・マガジンズ
2004.04.10刊
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