北斎展 東京国立博物館2005年11月13日 19:50


鑑賞 11月12日(土)

2005.11.12 11:45
  銀杏と空 博物館に向かう

2005.11.12 14:00
   入場制限中


急速に天気が回復した土曜日、昼前に上野到着。上野公園内を歩くのも久しぶりだ。公園口から下車。改札前の窓口では当日券を求める人も大勢いる。
同方向に歩く人が多い。日展やパール展も同じ公園内で開催されているが、かなりの割合で同じように北斎展に向かっていた。

中にはいると人がぎっしり。作品も小さなものが多いので後ろから見るのも難しく、ラッシュ時のような混雑の中での鑑賞となった。人の山が止まったまま動かなくふくれていたのはやはり「富嶽三十六景」のコーナーである。さすがに見応えがあった。

展示は第一期から第六期に年代別に分かれていた。図版などで知っていた北斎の原画を見たのもうれしかったが、そのほかで印象に残ったのがいくつかある。
絵手本の『伝神開手 北斎漫画』、お化けを題材にした『百物語』、乳母が子どもに読み聞かせるためのものとして描かれたという『百人一首うばが絵説』。江戸の街で人々が楽しんだ様子が思い浮かぶ。もちろん私も(娘も)大いに楽しんだ。
さらには晩年の肉筆がによる作品、扇を重ねて描いた『扇面散図』など。

いろいろな北斎に圧倒されたのだった。

観賞後外に出ると入り口に長蛇の列。入場制限がかかったらしい。出口に向かって歩いても人の波がとぎれない。最後尾に待ち時間○分と書かれた看板を持つ係員の人も・・・。
私たちの入場したときも混んでいたけれど、まだまだだったのね。早めに行ってよかった。