「パンドラの檻」を読む ― 2005年11月28日 19:29
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著者 茅田砂胡
C★NOVELS ファンタジア 中央公論新社
「パンドラの檻」クラッシュ・ブレイズ
200.25 刊
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このシリーズ最初に書いたように、彼と彼らと、と、登場人物の役割があらかじめ規定されている。作者が後書きで「まず3人ありき」と語っているくらいなので、それに合わせた話になってしまうのは仕方がないのかもしれない。
彼一人の力で対処できたと思うが、とは、惰性読者の繰り言である。
それでも、立ち読みで中央公論新社のサイトから読みにいったPDF20ページや、編集部からのメルマガで「・・・もちろん想像の通り・・・」なんて書かれて、どんな話になるのかな、と思っていたよりは意外性がある。
「パンドラ」
なるほど「パンドラ」となるとここしかないと納得がいく。
彼にとって、は。
そういうつながりで話持ってきましたか>構成
前作最後に「門(ゲート)」が語られたが、今作品も「門(ゲート)」と重力派エンジンがきっちり役目を果たしている、というか、彼はこれらと切り離せない。
その彼の活躍がもう少し見たかったところだが、さくさく読んで、うーん、こんなところかな。
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