知られざる“サウンド・オブ・ミュージック”~アメリカに移民したトラップ一家4代の物語~2005年06月06日 20:51

映画とは異なる真実のトラップファミリー四代にわたる物語

 ニューイングランド地方の美しい自然の中での取材、インタビュー。子どもも目から見たマリアとトラップ大佐のことなどアメリカ移住後のトラップ一家が浮かび上がる。
 1952年の舞台の映像が流れたり、インタビューと合わせての歌があったり、音楽と風景と言葉でつづられたドキュメンタリーだ。

 実は手元に一冊の本がある。
      「サウンド・オブ・ミュージック」
      マリヤ・トラップ/中込純次訳   三笠書房
      1972.10.10発行
 "The Story of the Trape Family Singers"
by Maria Augusta Trapp.
J.B.Lipncott co. 1499
  
 公開されたミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の熱が冷めない頃書店で見かけて購入したものだ。定価480円というのは当時の小遣いではちょっと高かった。この本を読んだとき、いわゆるミュージカルは本の前哨で、その後がずっと一家の物語だということを知った。
 この本で語られていたのは第二次大戦後の数年後までのこと。このドキュメンタリーはさらにその後のトラップ一家を時代の中に語っている。9.11以降まで・・・。
  番組の見所として
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地上波では扱うことが難しかったテーマに真正面から取り組み、“今”という時代を徹底的に解剖します。 また、「時代を映す」ことにこだわる一方で、「時代の映像を遺す」という視点がこの番組のもうひとつの柱です。高画質というデジタルハイビジョンの特徴を生かしながら、次世代に遺したい映像にもこだわります。その時に、映像として記録しなければ失われてしまう「事象」を丁寧に描きます。
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 とあったけれど、確かに。
 たまたま見たTV欄でこの番組見つけてよかった。