「『噂の眞相』25年戦記」を読む2005年08月08日 18:21


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   著者 岡留安則
   集英社新書
   「『噂の眞相』25年戦記」 
   2005.1.19 刊
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昨年休刊した『噂の眞相』の風雲録。
章立てをあげておく。

第一章 『噂の眞相』揺籃篇
第二章 タブーに向けての躍進篇
第三章 休刊宣言騒動裏事情篇
第四章 スキャンダリズム講義編
第五章 『噂の眞相』イズム闘争篇
第六章 「我カク戦ヘリ」戦史・戦歴篇

「マスコミ評論」の時代からの岡留編集本とのつきあい。読みながら、こんな記事もあった、そんなこともあったなあ、と私自身も振り返る25年ではある。
スキャンダリズムを武器にジャーナリズムの書けないことに真っ向から切り込み、毎月10日が待ち遠しかった雑誌、そこに向かう岡留氏の気持ちが惜しむことなく率直に語られている。
しかし超サタディないと「ウワサの眞相」の初回でゲストの方がいっていたように、引退の半生記書くには早すぎるよ>岡留さん。

政局の動いた一日。
小泉政権ができたとき後世の歴史書でこの時代はどう語られるのだろうとことあるたびに思う。

この25年投げかけてくれた精神はきっちり受け止める。